お医者さんはお坊さん

医療現場から湧き上がるいのちの声を聞く

泣いている理由

  「患者さんが泣いています。一度診てください。」担当の患者さんではなかったし、精神的なことであれば精神科の領域だ。私の専門分野は神経内科である。神経内科はよく精神科と混同される。こころの病は精神科や心療内科が担当で、神経内科は脳卒中やパーキンソン病などの脳... 続きを読む

唯識三十頌

相応学舎「真宗と唯識の会」資料キーワード:唯識、唯識三十頌、世親、玄奘、Triṃśikā vijñaptimātratāsiddhi, Vasubandhu唯識三十頌_訓読_サンスクリット.pdf... 続きを読む

窓辺の紫陽花

  月参り(逮夜参り)で訪れたご門徒さんのお宅で撮らせていただきました。鮮やかな色の紫陽花です。庭にもっとたくさん咲いていたそうで、みなさん足をとめて見て行かれたとおっしゃっていました。こちらはペチュニアでしょうか。これは確かイソトマとおっしゃっていたような気... 続きを読む

突然の別れ

  何もできなかった。ちゃんと話もできないままに突然のお別れだった。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者さんがまた一人亡くなられた。ALSとは全身の運動神経が障害される難病である。四肢が動かなくなり、会話や嚥下が困難となり、最後は呼吸もできなくなり、人工呼吸器をつけな... 続きを読む

現代医療の忘れ物

  福岡にて 日本神経学会に参加するため、福岡に行ってきた。本当はそのあと長崎で開催される真宗教学学会にも参加したかったのだが、残念ながら予定が合わなかった。さて、医学の進歩はとどまるところを知らない。学会のテーマもKeep pioneeringと銘打ち、全国の医師、研究者... 続きを読む

雪国

  友人の結婚式に出席するため、先日新潟に行ってきた。出発前からやや体調が悪かったのだが、ちょうど肝腎の披露宴の日に風邪症状がピークに達し、ゆっくり皆と飲み明かそうと思っていたがダウンしてしまった。しかし早く寝たのが良かったのか、翌日には幾分改善していた。せ... 続きを読む

花まつり

  今日は幼稚園の頃を思い出した。草花で飾られた花御堂に誕生仏の像が安置されている。そしてその周りには甘茶が満たされており、それをすくって誕生仏に灌ぐ・・・。四月八日はお釈迦さまの誕生日であり、私の通っていた幼稚園では、そのような花まつりが催された。そのときいた... 続きを読む

手紙

  久しぶりに手紙を書いた。といっても提出し忘れた書類を病院に郵送するため、書類に添えて一筆書いただけである。いつもなら何か適当な紙にボールペンでささっと書いてしまうか、もしくはそんなものも別に必要ないといって単に書類だけを送るかであった。しかし、なんとなく... 続きを読む

哀しみがもたらすもの

「お父さんが亡くなってから、大分落ち込んでるみたいで・・・。そのせいかお母さんの認知症が進みました。」ストレスや環境の変化が認知症の症状を進行させる。そのようにいわれる。そして「症状が進行すること」を異常であるとし、「正常にすこしでも戻すにはどうしたらよ... 続きを読む

初期唯識思想におけるvastuの概念

2013年修士論文キーワード:唯識、倶舎論、瑜伽師地論、菩薩地、真実義品、vastu、事態初期唯識思想におけるvastuの概念.pdf... 続きを読む
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